「みどりと気付きの書棚」

『叢 小田康平の多肉植物』

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生き物の美しさとはどこからくるのでしょう。

植物屋『叢-Qusamura』の店主、小田康平がたどりついたのは、多様な物語を生きた多肉植物=サボテンの個性あふれる姿でした。それぞれの生い立ちから、「いい顔」をした一品ものを探し国内外を飛び回った出会いの集積が「叢」の植物たちです。

この本は、その「いい顔」に引き寄せられた写真家の久保田光一、美術批評の清水譲、アートディレクションの仲将晴と作り上げた、傷を持ち、膨らみ、生命力のままに生き延びた「いい顔してる植物」たち48点の自由がほとばしる美しい宝石箱です。表紙は日本の古色・白緑(びゃくろく)、叢の植物体験を堪能しましょう。


著者:小田康平
解説:清水 穣
AD:仲 将晴
写真:久保田 光一
出版社:現代企画室

2017.8.07 Yoshitaka Haba : BACH

幅 允孝(はばよしたか)

幅 允孝(はばよしたか)

BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。国立新美術館ミュージアムショップのスーベニアフロムトーキョーやLOVELESS、CIBONEなどにおける本のディレクションのほか、編集、執筆など、本周りのあらゆる分野で活動中。今年に入ってから、SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS、大阪の阪急百貨店メンズ館のThe Lobby、銀座のHANDS BOOKSがオープンしました。

URL: www.bach-inc.com

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