精進

この時期はひと雨ごとに暖かくなっていきますね。

花の季節となり、NEO GREENも花もの商品がいっぱいですよ。桜が咲き、若葉が繁り、虫や動物が冬眠から覚め、生命の躍動感を存分に感じられる季節となりました。私の家のことですが、晴れの日には去年ベランダに巣作りをしたアシナガバチが元気よく飛び回っていて、窓を開けると勢いよく室内へ入ってくるのです。その後、去年の巣があった周辺を見ると雌蜂が4匹も巣作りを始めていたので、洗濯物をも干せなくなりそうですし、さすがに危険を感じて駆除してしまいました。

親子間の殺人のニュース、がたつく政治問題のニュース、次から次へといろいろ考えさせられるニュースが流れてきますが、公の問題や個人的な問題、どんな問題でもたくさん寝むってさんさんと輝く太陽にあたると、大抵のことはど～でもよくなってポジティブになれますよね。太陽の恵みを存分に感じられる季節になりました。街中では外見からみて明らかにフレッシャーズだと思われる人たちがたくさん歩いていて、「がんばれ～」と心の中で応援してしまいます。

ところで最近、インターネットを閲覧していてとても気になるのが求人サイトの広告コピーです。「年収xx万円以上の仕事があります」とか「やりがいのある仕事あります」とか.......、仕事って年収を優先して決めるの？、やりがいのない仕事ってあるの？　などいらぬ疑問ばかりが湧いてくるコピーです。これからがんばろうしている若い人たちがこの言葉に洗脳されはしないかと心配になってしまいます。大体からして自分の好きなことが若いうちから決まっている人など、ほんの一握りにしかすぎないので、ちょっとしたきっかけで入社した会社で覚えた仕事にのめり込んで、それがやりがいに繋がっていくのだと思うのですが.......、みなさんの体験はどうでしょうか？

時代の流れとしては、よりスピリチュアルな時代になっている気がしますが、時代の潮流と日々の生活の流れとでは相当のギャップがあるものですね。過剰な自意識や際限のない欲に苦しむことにならないように日々精進するしかありません。何かにケチをつけることなく一日を過ごせたらラッキー？というところでしょうか。何度も書かせてもらっていることですが、植物たちを癒しグッズや装飾品として扱うのでなくパートナーとして付き合ってみてください、ぜひぜひ。

語らないし、怒らないし、求めないで生きていられる植物たちからは沢山のことを学べますから。

2008.4.19  Hitoshi Shirata